Pamela Colman Smith Commemorative Set Cards – May 15, 2009

付録のパメラ・コールマン・スミスの画集が目当てで購入しました。画集と見比べると、このカードはパメラ女史の画風を良く伝えていると思いました。ケースも含めた全体が、アールヌーボーの雰囲気を醸し出すデザインです。ど素人の身を省みず感想を言わせて頂けば、ウェイト版タロットの様々なバージョンがある中、この画家本来の画風及びそれに影響を与えていた製作当時の時代の風を再現した点にかけては、このセットが一番ではないでしょうか。また、カード裏面のデザインもセンスが良く、嬉しかったです。画集とあともう一冊の付録であるウェイトによる解説本も、いずれも予想以上にしっかりした書籍で、好企画だと思いました。なお、このウェイトの解説本の日本語翻訳は、「タロット公式テキストブック」(魔女の家BOOKS)として出版されています。アレクサンドリア木星王先生による同書の解説によると、タロットは大好評でしたが、パメラ女史はその後ゴールデンドーンを脱退。そのため、ライダー社が第二弾の発売を望んでいたにも関わらず、女史が再びタロットを描く機会は無かったそうです。晩年は経済的に恵まれない生活だったとか。実に残念なお話です。せめて、このデッキでパメラ女史の遺業を少しでも偲べたらと思いました。

タロットカードの先生にこれを勧められました。これが元祖に1番近いものだそうです。味ある質素な色合いがお気に入りです。

時々コレクションしたくなるデッキがあり、買っていたのですが今（２０１６年６月）値段をみてみたら「すごく日本価格（高額）」で驚きました。※当時価格２１００円弱と記憶しています。日本に入ってくるとすごい高いですね。

ライダー、ユニバーサルともに持っているので、絵柄そのものが被るからとしばらく迷いましたが、思い切って買って良かったです。くすんだような古い色合いがかえって見やすくてなんだか落ち着きます。コーティングした光沢のあるものとは質感が違いますが、このカードがテカテカしているのも不似合いな気がしますのでこれでいいのでは。裏側の柄も素敵です。全体に模様が入っているタイプのデッキが多いと思いますが、こちらの方がタロットという感じがします。唯一、カード用の箱があると良かったです。収納にちょっと困りそうです。

本体ケースの厚さだけで8〜9ｃｍと、思ったより大きかったためお得感がありました。パッケージの内容物は他の方のレビューを読んでいただくとして、RWSタロットはこのデッキが一番良いと思っています。それだけにプラスティックコーティングではなく、ただの厚紙っぽくなっているのが残念。タロットデッキだけ、別で売り出してほしいという意見に同意です。メッシュ袋こそついているものの紙の箱はないため、タロットデッキは一度開封するとちょっと面倒です。

ウェイト系のカードをずっと30年も使い続け、だいぶ擦り切れてきてしまいました。でも、馴染んだカードは、とても使いやすく、同じカードにするか・・それとも別のものを買うか・・迷いましたが、ちょうどこのボックスが売りに出されていましたので、記念にもなるので思い切って購入しました。タロットだけでなく、ポーチやカードの説明の冊子なども・・また、オリジナルカードもありの、盛りだくさんのもので、満足しました。箱もとても綺麗です。カードの裏が、また、素敵です。ブルーグレーに、バラとパメラさんのサインが入っていて、すべてが彼女の意図を感じさせるものになっています。欲を言えば、カードにもう少し滑りやすさと保護する意味でコーティングされていれば、パーフェクトでした。ここだけが、少し残念。でも、普通にいい品物です。占術にも、コレクションにも、どちらで持っても満足のお品物です。タロットやカード収集している方のお友達のプレゼントにも喜ばれると思います。

タロットカード目的で購入しました。まずは仕様から。印刷は中国。特に明記が無いのでカードもブックレットも中国かと。ポストカード6枚（内1枚はタロットの女帝のカード絵）ポストカードの倍サイズのカード4枚（内1枚はパメラのポートレイト）この大きなカードのうち1枚は解像度が荒く絵の線がギザギザになってしまっています。ポストカード類の絵柄は全てブックレットに掲載されてるのものと同じです（ポートレイトも）それとケルト十字など簡単なスプレッド3例を掲載したシートが付いています。ブックレットその1:The Artwork&Times Of Pamera Colman Smithボックスとほぼ同じ大きさのミニ画集のような体裁です。パメラはミュシャのようなイラストレーターだったことがわかります。当時の流行を取り入れつつわかりやすくキャッチーに表現する器用さは才能ですね。ブックレットその2:The Pictorial Key To The Tarotウェイト自身による図版付き解説書…のはずがタロットの図版は全て省略されています。本文も昔の書籍から丸写しなのか文字の端が印刷の網点が滲んでいてなんとなく気になって読み辛い。カードはともかくテキストは1色刷りなのだからちゃんと処理して欲しかった所。この邦訳は現在はタロット公式テキストブックという本で読めるようです。（現時点で絶版ではないのでamazonに在庫が無くても他のweb書店で扱いがあります）肝心のタロットですが初期の版を写したのか、後期の版から写したThe Original Rider Waite Tarot Packにあるような部分的な主線の潰れ、それに伴う他人の手による修正でおかしくなった線がありません。安価ゆえセット全体の出来としては荒いのですがこれだけでも自分としては良い買い物でした。復刻の常として網点が目立ちますが当時の色味の雰囲気だけでも感じられるかもしれません。背面デザインはパメラのサインとバラのマークをあしらったものですがよく見れば正逆がわかってしまうので気になる方は注意されて下さい。カードをぴったり収納する紙箱は無く代わりに簡素なタロット収納袋が付いてますが耐久性は無いのでカードを別に保存される方は何か用意されたほうが良いと思います。

英語の小冊子、パメラさんの今まで書いたイラスト集（のようなもの）、簡単なスプレッドの紹介、そしてカードがセットになっています。私的にはカードがとにかくお気に入り！！少し大きめサイズではありますが、私は手が大きめなのでちょうどいいです☆カードの裏（裏というのが正確でしょうか）は、中々他では見ないデザインになっています。薄いブルーで、パメラさんのサインが大きくプリント。色合いも派手ではなく、逆に薄いブルーが心を落ち着かせている感じもします。頑丈な箱にしっかり入っていますが、カードがお気に入りなので、同じデザインのもの、カードだけを売ってほしいなと言う希望が出てしまいます；