Tamiya 58719 1/10 Electric RC Car Series No.719 BBX BB-01 Chassis

最新のタミヤのバギーというのは、どんなものかと思って買ってみました。ファイティングバギーの現代版というところでしょうか。さすがはタミヤというか、単に速さを求めるのとは違い、模型らしさやデザイン、実車の様なサスペンションなど高次元でバランスさせた感じがします。最近のものらしく、全体的に精度が良いです。CVAに比べアルミダンパーが凄くしなやか。６角ビスがほとんどなので自分はアマゾンで「六角レンチドライバー 窒化チタン 精密ドライバーセット ドローン用 4pcs セット（1.5mm 2.0mm 2.5mm 3.0mm）」という1500円くらいの工具セットを買って使い、凄く良かった（無くてもキット付属工具で組めます）。あと合成ゴム系接着が必要です。 ボールデフは滑るのが嫌なのとメンテが面倒なので「OP.1471 TA06 スチールギヤデフユニット（リヤ）」を初めから組み込み、オイルは使わずアンチウェアグリスを少なめに塗りこんで組みました。キット自体の作りは非常に良いですがもうちょっと安ければと思います。ですが初心者用のそれとは違い、作り込みがワンランク上なので、買って損したと思う人は居ないでしょう。ちなみに日本製です。あ、ロープロサーボが必要です。説明書はタミヤのHPで閲覧できますので購入前に必要な物を確認することも可能です。自分はバギーチャンプのデカールを取り寄せ、ボディを仕上げました。 追伸：組み立て後、走らせたくなくなり、未だ飾ってます（笑）。 そう思ってしまうのがタミヤのラジコンらしいですよね。。

組み立てはyou tubeの関連動画見ながらやりました。初心者でもいけました。ダンパーの仕様がいいですね。ピョンピョン跳ねません。原っぱで走らせてます。

ラジコンの正しい形だと思う。

走らせることが楽しいマシン。決して速くはないです。重いので。速く走らせたい人は樹脂だらけのチープなマシンに暴力的なモーターとESCとリポの組み合わせが良いでしょう。ワンクラッシュでバラバラに壊れますけれど。

古参ラジコンファンがその発表時からザワついていた話題のモデルBBX。このモデルを正しく評価する時ラジコンバギーが置かれている現実を知る必要があります。1980年代に花開いたラジコンバギーの進化の歴史は目覚ましく、当時30～40km/hほどだった最高速は100km/hにも達するほどになった。それに伴ってラジコンバギーのカタチはどんどん先鋭化し、どんどんいびつになり、格好良さを無視して実車の存在しないひたすら速さだけを追い求めたマシーンになっていく。バギーだというのに土路面が走れない（現代バギーコースはタンパーで押し固めた石みたいなダート路面かカーペットコースが主流）現代のハイエンドバギーに疑問を感じるファンはいたわけです。そんな風潮にNoを突き付けたのがこのタミヤBBX。バギーらしいパイプフレームは実際に剛性を受け持っており組み上げていくと車体がどんどんがっしりしていく。プラ製のCVAダンパーならもっと安くなったろうに質感高い金属製ダンパーを装備し大人の所有に足る上質感を醸している。その佇まいは実車がありますと言われても信じてしまいそうで、飾っていても非常に見栄えがする。走れば攻撃性の低いタイヤと柔らかい足まわりで土路面が得意。昔ながらの土煙を上げながら走る現代のバギーを待っていたというラジコンファンは多かっただろう。まさに組んで楽しく、見て眼福、走って童心に返る「模型趣味としてのラジコンバギー」を体現しています。欠点としては組み立てが意外に難しい点。ボールデフはパーツクリーナーなどを用意してきっちり組まないと破損を招くしモーターはピニオンの仕様から使えないモーターがある事、ロープロファイルサーボ必須、バッテリーケーブルを変換コネクターなどで延長してやらないといけない場合がある、受信機などのメカ積みのスペースがややタイト、ボディ形状が複雑で切り出しがまあまあ大変…と初心者さんには若干難しい部分がある点はご注意。そのあたりは「初心者さんは復刻バギーをお勧めします」という事なのかもしれない。このBBXは古参のベテランラジコンマニアが当時に思いを馳せつつ現代のコンポーネントでニヤニヤする事を想定されているのだと思います。勿論初心者さんお断りというわけではないですが、組み立てに関しては経験者の方の助言を受けた方がいいかもしれませんね。（YouTubeのタミヤ公式チャンネルにボールデフの組み立て方があるのでご参考まで。長持ちするボールデフを作りたい場合は慣らしも必要なので「ボールデフ慣らし」などで検索してみてください）

復帰組としてアタックバギーとほぼ同時期購入したBBX。というか「BBXインパクトによるRC復帰」。個人的にミニ四駆的なほぼオンコース向け低身型は全くそそられないので、満を持したダート実車感溢れる設計というのは復帰には必要な要素だった。値段なりに各パーツもリッチ化。モーターは付属しないが選べる辺りも個人的には良い。非常に優秀なサス接地性に時の経過を感じる。設計バランス的にもオフは勿論、舗装オン性能も不足無き。アタックバギーの良い意味での粗さからすると、ねっとりと地面を捉えて走り這う感（フレーム構成の見た目通り「屋外走行後の内部は砂＆埃だらけ」に）。製品規定画像に限らずライト装着位置も選べ、見た目のカスタマイズ（オリジナリティ付加）も叶う。敢えて難を言えば、殆ど全てが六角ビスなのでストレスなく組むには工具が必須（付属六角レンチでは流石に厳しい作業量）。またビス噛みが異様に悪い箇所（挿し段階）や、20個以上に1個くらいビス山が潰れ易い物が混ざっていたので取り付け回す際は注意（生産時期差もあるかと）。現代では走らせる場所に困るというのが実情。おっさん懐古的な話で申し訳ないが、近場ではコースを備えていた幾つかの模型屋は今や壊滅し、昔は1-2ヶ月に1回は開催されていた小規模駐車場レース等現代では皆無。まあ今はレース参加とかより、単にだだっ広い荒地で走らせたいという欲求が殆ど全て。現代は予想以上に近場公園で禁止されてる（遠征すれば浜辺はあるが望んでいる走行感ではなく・・）。地方や田舎空き地を月極＆コイン駐車場にするでなくて、いっそ僅かでもRC愛好者向け時間レンタルとかあってほしいと常々。

作るのはちょっと苦労しました。年取るとキツイ。それはどうしようもない。でも完成した時の持ち上げて落とした時のショック吸収サスをみて疲れが吹っ飛びました。レーシングファイターのXBと比べると一目瞭然。気持ちよくペタッと収まります。跳ねません。難点は完成までに色々買わないといけないこと。ロープロのサーボとか安いの探すの苦労しました。もうこれで作るモデルは最後かな？まだ走らせてないけどとにかくカッコいい。こんなデザインのラジコン出してくれたタミヤに感謝です。

フレームにパネルを貼るボディー、本当に運転出来そうな視界を遮らないダンパーステー。かつてのアバンテを彷彿とさせる、ボールリンクで組まれたリアサス、こういうロマン溢れるマシン。我慢できず購入してしまいました。スカッシュバンも、ビッグタイヤで、ウイリーせずに公園などで親子で遊びやすそうなマシン。個人的にはタミヤにはこんな路線を求めたいです。