Full description not available
C**8
シュールで、意味深で、楽しい作品
Gary Larson,いったい何人の人がご存知でしょうか?当然、世界中で翻訳されているFar Sideの作者なので、世界的には有名人です。でも、漫画先進国であり、独特の漫画文化をつくりあげた日本では、知名度はかなり低いと思います。この、シュールで、のほほんとした作品は、アメリカでは数多くの人たちに愛されているのでしょう。こんなに凄い本が出版されるのですから。人間も、動物もシュールに描かれていますが、意味深な内容でありますが、とぼけたユーモアがあったりと、何度でも味わえる作品の数々。一家に一冊の傑作集ではないでしょうか。現物が到着して、驚きました。20キロは、ある本です。運ぶのがたいへん。書店で買ったら、とてもではないが、提げて帰ってくるわけにはいきません。アメリカでは、車で買い物に行くのが日常なのでしょうが、日本では、通販以外では販売不可能でしょう。2分冊で、箱に入っていますが、1冊が、つまり10キロあります。よって、読むのもたいへんです。スペースもとりますし、持って読むと腕の訓練になります。膝に置いて読むにしても、長時間の読書はできません。1コマ漫画主体なので、長い時間読むというよりは、ペラペラとページを繰って、画集のように読むのだから、これでいいのでしょう。アメリカ人でないと、この装丁で、この大きさ、この重量の本は作らないでしょう。こういう本は、初めて見ましたが、画集であれば、こんなに凄い本が他にもある可能性はあります。高価ですが、その値打ちは十分にあります。ウィットに富んでいて、嫌味ではない、シュールだけれども暗くない、落ち込んだときには元気をくれる、いい作家ですね。1995年に、漫画を書くことからは引退し、現在は、ジャズに関わっているということですが、詳しいことはわかりません。ピーク時の引退ということで、惜しむ声が多いということですので、また、漫画に戻ってきて欲しいと思います。
Trustpilot
2 months ago
1 month ago